No.016 チンチラの腸活と毛並みの関係。発酵バガスで解決?

No.016 チンチラの腸活と毛並みの関係。発酵バガスで解決?

チンチラの腸活と毛並みの関係。|海外の研究も調べてみた【後腸発酵動物の消化システムを解説】

「換毛期につきましたら、毛並みがなんだかボサボサ…」「毛を食べていないか・・」。チンチラを飼っている方ならそんな心配をした経験があると思います。抜け毛があると体が痒いのか口で毛を毟ったり後ろ足で掻いたりする行為もよく見られます。

*画像はAIによるイメージです

この時期の注意と言えば、ブラッシングや砂浴びを気にしている方が多いと思います。 それも重要ですが、実はもう一つ、見落とされがちなポイントがあります

チンチラは腸内の菌が繊維を発酵してエネルギーをつくる、特別な消化のしくみを持っています。腸内環境の健全さが、毛並みの質に直接つながっているのです。

この記事を読む前に チンチラを対象とした研究はまだ限定されています。この記事の内容は、同じような消化のしくみを持つ動物や、腸内環境に関する研究からの類推を含みます。

チンチラのおなかのしくみ

チンチラはウマやウサギと同じ「後腸発酵動物」です。小腸で消化しきれなかった食物の繊維を、お腹の後半にある盲腸(もうちょう)でたくさんの菌に発酵させてエネルギーを取り出します。


*画像はAIによるイメージです

2024年に発表された研究によれば、チンチラの盲腸は消化管全体の約22%を確保しています

参考論文「チンチラ消化管の微生物叢構造」(PMC、2024・査読済み)
https://pmc.ncbi.nlm.nih.gov/articles/PMC10893296/

このことによって発酵が生まれるが、短鎖脂肪酸(酢酸・酪酸・プロピオン酸などの物質)です。チンチラはこれを腸で吸収します。

腸の菌が毛並みをきれいにする

短鎖脂肪酸が腸壁を守り、栄養の吸収を助ける

腸で作られる短鎖には、腸壁(バリア)を丈夫にして、免疫を整え、有害な菌の増殖を中心とした働きがあると報告されています。

参考論文「宿主の健康と病気における腸内細菌叢に対する食物繊維の影響」(Cell、2018年・査読済み)
https://www.sciencedirect.com/science/article/pii/S093131281830266X
「食物繊維から宿主生理学へ:主要な細菌物質としての短鎖脂肪酸」(Cell、2016年・査読済み)
https://www.sciencedirect.com/science/article/pii/S009286741630592X

腸壁がしっかり保たれていると、アミノ酸・ビタミン・ミネラルなどの栄養素が体に効率よく摂取されています。この吸収の良しあしが、毛の質に関係しています。

チンチラは自分のうんちを食べる——大切な習性

チンチラには自分のうんちを食べる習性があります。これは不潔な行動ではなく、盲腸で作られたビタミンB群・タンパク質・短鎖脂肪酸を体にもう一度取り込むための生理的に必要な行動です。腸内環境が乱れると、このうんち(盲腸便)の質も低下し、栄養の再吸収が上手くいかなくなると考えられています。

換毛期の毛を育てるために必要な栄養素

チンチラの毛は1cm²あたり約2万本という最高密度!

繊維が足りないとどうなるか

獣医師監修のOxbow Animal Healthによれば、食物繊維はカロリーが低く消化しにくいため、腸をずっと動かし続けることに繋がり、それがチンチラの健康の鍵となるようです

参考情報「チンチラによくある7つの健康問題」 - Oxbow Animal Health(獣医師監修)
https://oxbowanimalhealth.com/blog/common-chinchilla-health-issues/

腸内菌のバランスが崩れると、短鎖脂肪酸の産生が減り、腸壁が弱まり、炎症が起きやすくなります。 チンチラは消化管のトラブルが命に直結しやすい動物です。 繊維を毎日きちんと考えることが、腸内環境を守る基本です。

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バガスは牧草と発酵違うのか

発酵することで「腸活成分」が生まれる

「繊維が大事なら牧草だけで十分では?」という疑問はよく聞きます。チモシーなどの牧草は優れた繊維源ですが、発酵バガスはついでに加えて、善玉菌のえさになる成分(プレバイオティクス)としての働きが期待されています。

*画像はAIによるイメージです

PMCに掲載された2020年の研究では、乳酸菌とセルラーゼ(酵素)でバガスを発酵させると、乳酸菌の数が増加し、pHが低下し、繊維の質が変化することが確認されています。発酵というプロセスが、原料をただの繊維以上のものに変えることを示しています。

参考論文「乳酸菌、セルラーゼ、糖蜜による反芻動物飼料としてのサトウキビバガス品質の改善」(PMC、2020・査読済み)
https://pmc.ncbi.nlm.nih.gov/articles/PMC7553837/

キシロオリゴ糖とフェルラ酸

発酵バガスには、キシロオリゴ糖(善玉菌を増やす成分)フェルラ酸(抗酸化作用のあるポリフェノール)が含まれています。食物繊維の量はごぼうの約10倍も存在しています(発酵食品研究家・小泉武夫氏のコラムより)。

犬・猫を対象とした研究では、善玉菌のえさになる成分を考えることで、腸内の善玉菌が多く、お腹の調子が改善することが報告されています。 チンチラを直接対象とした研究ではありませんが、消化のしくみが似た動物として、同様の効果が期待できると考えられています。

参考情報「プレバイオティクスは犬や猫に良いのか?」 - ISAPP(2020)
https://isappscience.org/are-prebiotics-good-for-dogs-and-cats-an-animal-gut-health-expert-explains/

mogupプレミアムブラウンの成分と与え方

成分値(第三者検査機関による実測値)

mogupの「プレミアムブラウン(発酵バガス)」の成分は以下の正しいです。公益財団法人 日本食品化学研究振興財団(jffic.or.jp)による実測値です。

成分 含有量
粗繊維 44.8%
粗たんぱく質 1.3%
粗脂肪 1.4%
粗灰分 2.8%
水分 7.5%以下

「粗繊維44.8%」はの検査方法(Weende法)で測定した値です。 繊維の検査方法はいくつかあり、同じ原料でも測定方法によって数値が大きく変わることがあります。 ミネラルもほんのわずかに含まれているようですが、ペレットから補う方がいいと思います。

与え方のポイント

推奨量は1日ひとつまみ(約1g)です。ペレットや牧草に振りかけるか、直接手から与えてください。

*画像はAIによるイメージです

一度にたくさんのことは避け、少量から始めて様子を見ながら続けることをおすすめします。腸内環境の変化はゆっくり起こるので、毎日の積み重ねが大切です。

初めての方はまずは20gのお試しサイズから。クーポン適用で実質¥200、ペレットに振るだけで今日から始められます。

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まとめ

ポイント 内容
消化のしくみ 腸の菌が繊維を発酵してエネルギーを作る。 腸は消化管の約22%を占める
腸と毛質のつながり 短鎖脂肪酸が腸壁を守り、栄養の吸収効率を高めると考えられています。
繊維不足のリスク 善玉菌が減り、有害な菌が増えようになる
発酵バガスの特徴 高繊維に加え、善玉菌のえさになる成分(キシロオリゴ糖)が含まれる
注意点 チンチラを直接対象とした研究はなく、効果は類推によるもの

換毛期は、新しい毛を育てるためにチンチラの体がたくさんの栄養を必要とする時期です。毎日のひとつまみで腸内環境を整えることが、ふわふわの新しい毛への一歩になるかもしれません。

発酵バガスと一緒に!おすすめのペレット。
この時期はいつもより少し栄養価の高い食事(主にペレット)でアミノ酸やミネラルを摂取してみても良いかもしれません。

(Oxbowのセレクトガーデンという商品はアミノ酸キレート銅が含まれています、日本で購入できるペレットとしては珍しいと思います。他にあったら教えてください。)

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参考文献・情報源

  1. 「チンチラ消化管の微生物叢構造」(PMC、2024・査読済み)
    https://pmc.ncbi.nlm.nih.gov/articles/PMC10893296/
  2. 「チンチラによくある7つの健康問題」 - Oxbow Animal Health(獣医師監修)
    https://oxbowanimalhealth.com/blog/common-chinchilla-health-issues/
  3. 「宿主の健康と病気における腸内細菌叢に対する食物繊維の影響」(Cell、2018・査読済み)
    https://www.sciencedirect.com/science/article/pii/S093131281830266X
  4. 「食物繊維から宿主生理学へ: 重要代謝細菌物質としての短鎖脂肪酸」(Cell、2016・査読済み)
    https://www.sciencedirect.com/science/article/pii/S009286741630592X
  5. 「乳酸菌、セルラーゼ、糖蜜による反芻動物飼料としてのサトウキビバガス品質の改善」(PMC、2020・査読済み)
    https://pmc.ncbi.nlm.nih.gov/articles/PMC7553837/
  6. 「プレバイオティクスは犬や猫に良いのか?」 - ISAPP(2020)
    https://isappscience.org/are-prebiotics-good-for-dogs-and-cats-an-animal-gut-health-expert-explains/
  7. 「チンチラの食事とマイクロバイオーム」 - chinchillas.com
    https://www.chinchillas.com/resources/chinchilla-nutrition
  8. 「チンチラの抜け毛と毛に関する考察」 - Chewy(2026)
    https://www.chewy.com/education/small-pet/chinchilla/fascinating-facts-about-chinchilla-shedding-and-fur
  9. 小泉武夫「発酵バガスで腸内環境を整えよう!」
    https://koizumipress.com/archives/3681

この記事はほたてパパ(@ikki_i)が執筆しました。チンチラとの暮らしに役立つ情報をmogupブログで発信しています。

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