著:ほたてパパ(@ikki_i)
最終選考で絞られたハウスメーカーからついに1社選ぶことになる
- 一条工務店
- トヨタホーム ・・・祝決定
- アズコンストラクション
トヨタホームに決定
トヨタホームこれまでの情報
- 積水ハイム訪問で意外と気に入った鉄骨ラーメン構造
- 個性的なおじいちゃん営業担当さん
- 素早く出てきた見積
- いきなり良いイメージの間取り提案
トヨタホーム決定の理由
①営業担当者
よくブログなどで営業担当との相性が良かったとか書いてあるがあながち間違いではないと思う、今回家選びを検討した全ての営業さんはとても良い方だったため、それだけが決め手ではなかった。
しかし交渉の終盤となると感じの良い営業担当も会社の意向に反く事ができず、契約優先の姿が見え隠れしていた。
トヨタホームの担当者は各社の見積もりが出ずに困っていた所に素早く見積を提示、その後も的確に私たちの欲しい情報や要望に応えてくれていた。
トヨタホームが唯一
チンチラ部屋のスペースを犠牲にしない提案(それどころかこちらの希望する4.5畳より広い5畳以上のスペースを確保してきた。
ほとんどのメーカーの提案はリビングなど生活空間を広くとった弊害で3.5畳や3畳ほどのスペースとなっていた。
②構造的な強み
鉄骨のラーメン構造は地震で揺れないわけではないが構造として強い。
また基礎も立ち上がりを一体型で打つ逆T型で布基礎のメリットを最大限引き出している。
同じユニットを採用するセキスイハイムよりも組み合わせるユニット数も多くかつ柱を一箇所だけ抜くといった技も可能。
もちろん上には上のハウスメーカーがあるが充分という判断。
③断熱性・断熱素材
木造住宅の断熱性は素晴らしいものがあるが木造住宅はそれが持続するかが疑問があった。
実際どこかの調査では10年後では鉄骨と近い数値になっているものもあった。
その為多少性能(C値)が劣っていても「経年変化の少ない軽量鉄骨」でいいやという考えに至っていた。
またトヨタホームの家はコンセント気密やスイッチ機密が弱く寒いというブログや掲示板への書き込みがしばしばあったため懸念していたが『2022年より床断熱から基礎断熱に変更されている』ことや、いつからか不明だがスイッチやコンセント関係が気密仕様となっていることが判明した。
この点は大きなプラスポイントになった。(追記:実際には機密性は対策が必要な箇所もあり自分で対策する部分もあった)
また熱の逃げとして最も大きいのが窓。
内外樹脂サッシ+トリプルガラス窓を採用している一条工務店は魅力であったが、そもそも窓を多く取り入れないためトヨタの標準仕様で充分だろうということで落ち着いた。(一応フィルム&ガス入り)
また断熱素材ではウレタンではなくグラスウールを希望していたためその辺りも合致した。24kタイプだと尚よかったが・・・
③天井設置型の第1種換気システム
ランニングコストを考えると第3種の方がいいのかもしれないが、前の家が極寒だったこともあり換気をしつつ冷気や暖気を効率的に出し入れできる1種換気システムに憧れがあった。
トヨタホームの性能は程々ではあるものの天井に仕込むタイプのためスペースを犠牲にしない点を評価した。
小さい平家住宅を検討している場合、換気システム用のスペース確保は設計上負担が大きい。
④優れたライフサイクルコスト
将来的にお金がかかる壁や屋根。
理想は見た目と耐久性を兼ね備えたタイル外壁だが価格的な問題を考える少し厳しかった。
その点でALC壁は必要十分でありコストパフォーマンスに優れると感じた。
トヨタで使われる無機塗料の性能も高く、特に優秀と感じたのは壁と壁の間を埋めるゴムパッキン。
シリコンコーキングでは無いためヘタリが少なく非常に耐久性が期待できる。
(このゴムタイプを採用しているのは大手ではセキスイハイム、トヨタ、ダイワハウスくらい?ダイワは直近の採用?)
また屋根に関しても、瓦屋根(切妻屋根)にした。
鉄骨ユニット工法で瓦屋根が選べることは私にとってかなり大きかった。
屋根の形は屋根裏部屋の計画があったこと、太陽光パネルを乗せることでこの形に必然的になった。
軒はしっかり確保した。軒の役割は
1)夏の高い日差しを遮り冬の低い光は室内に取り込む
2)窓や壁を雨に濡らさないことで汚れ、苔などを防ぎ美観を保ちつつ耐久性も維持するなどが挙げられる。
⑤メーターモジュール
トヨタホームはメーターモジュールを採用している。
大手ハウスメーカーでは積水ハウス・タマホーム他ユニバーサルホーム・アイフルホームなどだが数がかなり絞られる。
わずか9センチだが体験すると広く感じる廊下、階段、トイレなど窮屈感がぐんと減る。
特に廊下「これでは狭いかな」と判断した場合拡張してホールにしてしまう手法があるがこれが一気にスペースを食ってしまう。
その辺りスペースの節約ができるのだ。
⑥土地にフィットしたユニット
ユニットの場合土地の形状の相性?が非常に大きな要素となる。
そもそもユニットのサイズがある程度決まっているしジョイントする方向も決まっている。
セキスイハイムで検討中の時は配置に苦労していたが、トヨタホームのユニットは我が家の土地にピタリとハマってくれた。平家の想定サイズは当初28坪だったが24坪に色々と押し込むことができた。(かなり無理はしているが)
⑦ZEH(ゼロエネルギー住宅)補助金・長期優良住宅取得 他
ZEH基準の家はあるがZEHの補助金を取ることができるかどうかは別の話。
この点では建築期間の短いユニット工法はかなり有利でありZEHの補助金を取ることができた。100万なのでかなり大きい。
また長期優良住宅の認定取得においても住宅ローン減税の13年条件の項目となっていることからほぼ必須となっていると言えるが一般的には申請代行費用に30〜40万かかる。
しかしトヨタホームでは構造計算ある程度出来上がっているためか簡易的な届出で済むようでかなり安い10万くらいだったと記憶している。
(積水ハイム、住友林業などラーメン構造も同様のようだ)
その他ZEHの為の条件であるソーラーパネルの仕入れ値やお家で給電システムなどの導入のハードルが低くZEHを取るために数百万のオプション盛りが必要といったことが無いのが良かった。
⑧ハイドアが選べる
やぼったい感じが抑えられるハイドア。
個人的にはあったらいいなレベルの項目だが、家内の優先順位は結構高かったようだ。
構造的な問題でハイドアが選べないメーカー&商品も少なくないし、リビングに1枚だけなど制限があったりも良くある。
トヨタホームに決定後
決断したのは3月末であった。
契約を済ませその後の流れなどの説明があったが、何度か打ち合わせの後、5月中旬には発注をかけるようだ。
全体のスケジュールとしては
4月〜5月中旬 打ち合わせ
↓
5月引っ越し・現在の家取り壊し
↓
6月基礎工事
↓
7月据付
↓
8月竣工 8〜9月外構工事
↓
9月末引き渡し
と説明された。引越しは解体の兼ね合い、駐車場の契約など様々なことが関わっていた為最初からその通りには進まないだろうなというイメージはもっていた。
いよいよ本格的に家づくりが始まる・・・
つづく