著:ほたてパパ(@ikki_i)
1月末の段階ではこんな感じ
- 高断熱高気密の面では木造住宅が有利だとなんとなくわかった。
- 軒の重要性に気づく。
- メーカーの取り入れる工法によって設計に制限があることがわかった。
- まだ2階建と平家ともまだ決めきれていない
- 性能と構造に拘りがあるものの、決定軸が見えていない
- 意匠性も気になってしまった
地元工務店はBETSUDAIさん以外は意外とあっさりとした営業(見学した際すぐに建てる予定ではない、勉強中と距離を置いていた事もあった)でアプローチがない分、アプローチ強めのメーカーさんとドンドン話が進んでしまう状況になっていた。
この頃からマイホームクラウドという間取りを作れるブラウザソフトを活用して色々と自分でも間取りを作ってみたりして遊んでいた。特に一条工務店などある程度話が進まないと間取りの提案がなく自分の意思を何かしら落とし込む必要があった。
2月〜3月
2月は新規訪問メーカーさんはミサワとトヨタが登場。中旬ぐらいから
メーカー
「3月が決算なので頑張ります!」的な発言が増えてきて
ぼく
「え!いや!まじで!3月に決めませんよ!」
と言いながらも色々追い込まれていく状況に。というのも年齢的に団信の条件が今年決めないと不利になる事。4月からウッドショックなど資材の値上げなどは確かな項目としてあった。
ハウスメーカー・工務店継続訪問
R+house(地元工務店)
外観的な意匠性の優先度が下がったことや、構造的な理想が変わってきたため検討順位が下がっていった。
アズコンストラクション(地元工務店)
テクノストラクチャーは気に入っていたものの、他のメーカーさんの攻勢が強く中々向き合う時間が取れないままになっていた。
セキスイハイム
ハイムさんの営業力は素晴らしく、間取りプランなどを積極的に提案してくれる。これはユニット構造のため、ユニット内であれば構造計算が必要ない為である。
また値段は上がるが屋根ユニットを設置するドマーニなどの選択肢もあった。
問題はユニットの組み合わせの自由度の低さ、ほぼ正方形型の60坪の北・道路の土地にハイムさんのユニットを最大効率ではめ込んでいくのが非常に難しかった。
ハマったとしても柱の問題でドアの位置や、窓の位置、何度やってもどこかに問題が発生する。。
ユニット工法は面白いなと感じていたため、少し調べてみるとトヨタホームが同じ工法だった。
しかも、ステップフロア、瓦屋根など融通の効く設計とのこと、一度話を聞いてみるかということになった。
BETSUDAI(地元工務店)
大分ではそこそこ有名でマンションも作っている。設計に関しては度々提案をもらっていたが、琴線に触れるものがなかった。
また自分が構造部分に拘りが強かったので軸組の場合はなにか+アルファの強さが欲しいと感じていたのと、2×4は工場生産がベストだと感じていたのでそこも加点が取れなかった。営業マンは施主想いで好感のある方でした。
住友林業
ヒアリングなどかなりしてくれて誠実な雰囲気があった。軒なしのスタイリッシュな家に少し憧れがあったが軒の大切さや日当たりの設計などを学ばせてもらった。
本気で取り組む場合は地盤調査も含め5万かかると言われ、「顧客選別」的なものだと感じたが選択肢を減らしたくなかったので5万支払い調査を行う方向で検討した。
一般的には多くのメーカーは地盤調査は無料(経費)で行ってくれる。だから5万払えない客は住友の客ではない早く見切りをつけられる戦略と感じた。
逆に払う客はある程度本気の客と判断できる。これは営業ロスを無くす為の一つの手段としてよく考えられている。
実際の調査だが隣の家の高さ、窓の高さと位置、家財のサイズなどのリスト化など結構細かく行う。その上で日照計算など踏まえたシミュレーションを行う。
確かに調査のない状態で「最善の提案」は難しいのは理解できた。
日当たり問題など悩んでいた部分もあったので非常に参考になったのは確かだ。
アイビックホーム
施主の思いのままかそれ以上に作り上げる提案力がある。
実績を見るとおしゃれな(意匠性の高い)家を多く手がけているし設備などはハウスメーカーよりも縛りが少ない分色々なことができるのは魅力的だった。
営業マンも広い知識をもっている。ただ完成見学会に行った先がめちゃ癖の強い家で素敵なイメージが展開できなかったため家内のテンションが下がってしまった。その後は縁遠くなってしまった。
パナソニックホームズ
最初に訪問した時に感じた「価格が高い」イメージが残っていたのと、室内のイメージが我々夫婦とちょっと違う方向性だったため縁遠くなっていた。
しかしその後、他の展示場を訪問した際私たち夫婦にマッチした空間づくりがされてあり印象が変わる。
同じメーカーでも展示場でコンセプトを変えて作っているので複数回ってみることをお勧めしたい。
一条工務店
売れ筋のi-smartは超高性能住宅として魅力を感じていたものの、家内の希望するキッチングレードなどを考えると最高グレードの「グランセゾン」の選択肢となっていた。この二つは建設方法も違ったり標準装備や自由度も違う為結構迷うところとなった。
何度も営業さんに話を聞いたり独自に調べたり、はたまたご入居宅見学会に行ったりを繰り返し完全に気になるメーカーとなっていた。一条工務店の売りの一つが屋根一体になったデカいソーラーパネルだ。
10キロ以上のパワーの発電力を持つ。一条で建てるならメリットを最大限に活かそう!と思いそれなら2F建ての方がメリットあるよね?となった。2F案も捨て切れてなかった為、2F思考に思いが傾いた時は一気に最有力候補となることも考えられた。
また鬼門となっていたデザイン性はご入居宅見学会に行けば行くほど工夫されていて気にならなくなっていた。つまりこれは施主のセンスでなんとかなるんだなと。
そんなこんなをしているうちにi-smartとグランセゾンのいいとこ取りをしたグランスマートという商品が登場した!
しかも新商品登場時はキャンペーン価格が設定される。坪単価は驚きの値段だった。。3月まではこの価格がキープされると聞く。。。どうしよう。。
ミサワホーム
ハウスメーカーの多くのは天井高は2.4mが多い。日本のドアなどの住設の規格上その高さが収まりがいいようだがこの高さ若干閉塞感もある。
そこでメーカーによってはオプションで+10〜20cm天井高を上げるということもやっているが、まあまあの値段になる。
ミサワは天井高3mが標準?ということでものすごい解放感があった。なるほどだから部屋の中に1.5階の空間を作って「蔵」を作り収納を確保するのか・・
かなり魅力を感じたがお値段高くなりそう・・・また蔵の使い勝手のイメージがわかず足が遠のくことになってしまう。
これをキッカケに2階建なら吹き抜け、平家なら勾配天井なども取り入れることを視野に入れるきっかけになった。
トヨタホーム
積水ハイムとの打ち合わせの中でユニット工法のメリットデメリットを知ることになるが、トヨタホームはそのデメリットの打ち消しオプションをどうやら持っているという情報を得たので訪問することにした。
概ね住宅展示場に訪問するとその時空いている営業マンが担当者となり訪問者が選べない「担当ガチャ」を引くことになるが、十数社回った中で初めて失敗したかも・・・と思った。
ヨレヨレのスーツと柄ネクタイをした「おじいちゃん」が出てきたのだ。。。名刺にはエグゼクティブシニアマネージャーと書いてあり、「うむ。。これはシニア雇用のことかな?」とか失礼ながら思ってしまった。
そのままトヨタホームの特徴など説明を受ける。もちろんテンションは上がらないし、こちらの意図を理解しているのかメチャクチャ不安だ。
2月であり、そろそろ各メーカーの見積もりが欲しかったがなかなか出してこない。後から知ることになるが3月末の勝負に向けて見積は最後に出したものが有利というセオリーがあるようだ。
数日後、トヨタのおじいちゃん営業マンは、打合せた内容の図面と見積りを持って来た。え?。。他のメーカーより後に打ち合わせしたのに一番最初に持ってきてくれるの?と驚いた。図面もハイムさん同様、営業が大体つくれるようなのだが見事に希望を組み込んでいた。
むむっこのオヤジただものではない・・な・・だんだんとそう思うことが増えてきた。(後にわかることだが伝説の営業マンだったらしい)
まとめ
3末で決める予定はなかったが、ベストな条件が出れば検討しても良いのではないかということになった。数社4月から値上げが確定していたし、一条工務店の新商品キャンペーンが大きかった。
指標となる見積もりが欲しい所だがメーカー毎に工法が違い同じ条件に揃えることができないため、「このメーカーだったらこの仕様だよね」で一旦決めて出てきたお値段を見ながら調整することを考えた。しかしトヨタホームの所でも書いたように決めどころでは一番最後に見積りを出したいという思惑があり各社全然見積もりが出てこない状態が続いた。これは大きな誤算だった。
- 概ねの家の仕様が決まってきた。
- 24〜28坪の平家(一条のみ2階建も検討)
- 高気密候断熱+長期優良住宅取得、ZEH補助金対応(100万)
- 耐震性の優先度は高い。
- 駐車場は2台必要一昨年建てたばかりのカーポートを使いまわせたら使いたいが、マストではない。
- リビングダイニングに小上がりの和室を加える事で部屋数を増やさず、寝室の他にはペット専用ルームは4.5畳を確保、収納はたっぷり欲しい。
- 西日対策を行う
- 庭に小型重機が入れるくらいの通路を確保する
- 屋根は瓦屋根を希望
- 壁はタイル又は、コンクリート壁とする。
- こだわりの生活動線
- カウンターキッチンでパナソニックの3連HIを導入
- 勾配天井か吹き抜けを導入もしくは天井高のオプションをつける
- 壁の断熱材はグラスウールを希望
- 地元工務店はアズコンストラクションに絞り込む
- 一旦3月末で答えを出す方向で全力で家を探す。